Gray Value Adjustment Damping#
この機能は、Brightness Adjustment Damping機能に似ており、Basler dartおよびpulseカメラモデルでのみ使用可能です。
機能を使用する#
仕組み#
グレー値の調整ダンピング係数が低いほど、明るさの目標値に到達するまでの時間が長くなります。これは、例えば、カメラの視界の内外を移動するオブジェクトによってオートファンクションが中断されないようにする場合に便利です。
情報
Brightness Adjustment Damping機能は、Basler dartおよびpulseカメラモデルでのみ使用でき、反対に作用します。明るさ調整ダンピング係数が低いほど、明るさの目標値に達するまでの時間が短くなります。
ダンピング係数の指定#
ダンピング係数を指定するには、次の手順に従います。
- パラメーターを Exposure Auto or the Gain Auto auto function or both to
Once
またはContinuous
. - パラメーターを
GrayValueAdjustmentDampingAbs
parameter to the desired value.
パラメーターは0.0~0.78125の範囲で設定できます。パラメーター値を大きくするほど、目標値に早く到達します。
デフォルトでは、係数は0.6836に設定されています。これは、ダンピングコントロールが可能な限り安定して高速となる設定です。
サンプルコード#
/* Macro to check for errors */
#define CHECK(errc) if (GENAPI_E_OK != errc) printErrorAndExit(errc)
GENAPIC_RESULT errRes = GENAPI_E_OK; /* Return value of pylon methods */
/* Enable Gain Auto by setting the operating mode to Continuous */
errRes = PylonDeviceFeatureFromString(hdev, "GainAuto", "Continuous");
CHECK(errRes);
/* Set gray value adjustment damping to 0.5859 */
errRes = PylonDeviceSetFloatFeature(hdev, "GrayValueAdjustmentDampingAbs", 0.5859);
CHECK(errRes);
pylon Viewerを使用して、パラメーターを簡単に設定することもできます。