Hue and Saturation#
画像内の個々のカラーの見栄えを調整する場合は、Color Adjustment機能を使用します(使用可能な場合)。
機能を使用する#
色相の調整#
色相を調整すると、画像の色がシフトします。これは、例えば、カラーシフトを修正したり、偽色画像を作成したりする場合に便利です。
色相を調整するには、次の手順に従います。
- カメラがBasler dartまたはpulseカメラの場合、ピクセルフォーマットを
YCbCr422-8
またはRGB8
に設定します。 BslHue
パラメーター(dartおよびpulseカメラ:BslHueValue
)の値を入力します。パラメーター値の範囲は-180°~180°です。
パラメーター値は、RGBカラーキューブの回転を参照します。デフォルトでは、このパラメーターは0°(カラーシフトなし)に設定されています。
彩度の調整#
彩度を調整すると、色の鮮やかさ(輝度)が変わります。例えば、彩度を高くすると、色を区別しやすくなります。
彩度を調整するには、次の手順に従います。
- カメラがBasler dartまたはpulseカメラの場合、ピクセルフォーマットを
YCbCr422-8
またはRGB8
に設定します。 BslSaturation
パラメーター(dartおよびpulseカメラ:BslSaturationValue
)の値を入力します。デフォルトでは、パラメーターは1(標準彩度)に設定されています。
パラメーター値を小さくすると、グレーに近い落ち着いた色になります。パラメーター値を大きくすると、より鮮明で生き生きとした色になります。
追加パラメーター#
使用可能な場合は、BrslHueRaw
およびBslSaturationRaw
パラメーターを使用して、色相パラメーターと彩度パラメーターに、浮動小数点値ではなく整数値を入力できます。通常、これらのパラメーターを設定する必要はありません。
サンプルコード#
dartおよびpulseカメラ#
/* Macro to check for errors */
#define CHECK(errc) if (GENAPI_E_OK != errc) printErrorAndExit(errc)
GENAPIC_RESULT errRes = GENAPI_E_OK; /* Return value of pylon methods */
/* Set the Hue parameter to 5 degrees */
errRes = PylonDeviceSetIntegerFeature(hdev, "BslHueValue", 5);
CHECK(errRes);
/* Set the Saturation parameter to 1.4 */
errRes = PylonDeviceSetFloatFeature(hdev, "BslSaturationValue", 1.4);
CHECK(errRes);
その他のカメラ#
/* Macro to check for errors */
#define CHECK(errc) if (GENAPI_E_OK != errc) printErrorAndExit(errc)
GENAPIC_RESULT errRes = GENAPI_E_OK; /* Return value of pylon methods */
/* Set the Hue parameter to 5 degrees */
errRes = PylonDeviceSetIntegerFeature(hdev, "BslHue", 5);
CHECK(errRes);
/* Set the Saturation parameter to 1.4 */
errRes = PylonDeviceSetFloatFeature(hdev, "BslSaturation", 1.4);
CHECK(errRes);
pylon Viewerを使用して、パラメーターを簡単に設定することもできます。