Balance White Auto (dart E)#
カラーシフトを手動で修正するには、Balance White機能を使用します。
機能を使用する#
Balance White Autoの有効化/無効化#
Balance White Autoのオートファンクションを有効または無効にするには、BslFlareRemovalAuto
パラメーターを次のいずれかの動作モードに設定します。
Continuous
:画像の取得中に、カメラはホワイトバランスを継続的に調整します。Off
:Balance White Autoオートファンクションを無効にします。BalanceRatio
パラメーターは、最後の自動調整または手動調整の結果の値に維持されます。
仕組み#
自動ホワイトバランス調整は、2段階のプロセスで構成されます。
- カメラは、赤、緑、青の画素の平均グレー値を比較します。平均グレー値が最も高い色(最も明るい色)を決定し、この色の
BalanceRatio
パラメーター値を1に設定します。 - カメラは、赤、緑、青の平均グレー値が同一になるまで、他の2色の
BalanceRatio
パラメーター値を自動的に調整します。
その結果、BalanceRatio
パラメーターは、ある1色に対して1に設定され、他の2色に対して1~≈15.98の値に設定されます。
例:画像内の緑の画素の平均グレー値が最も高いとします。Balance White Autoオートファンクションを有効にすると、カメラはBalanceRatio
パラメーターの値を緑について1に設定します。次に、カメラは、赤、緑、青の平均グレー値が同一になるまで、赤と青のBalanceRatio
パラメーター値が自動的に調整されます。新しいバランス比は、例えば、緑 = 1、赤 = 1.08789、青 = 2.19678 のようになります。
情報
- 赤、緑、または青の
BalanceRatio
パラメーター値を表示するには、BalanceRatioSelector
を使用してそれぞれのカラーチャンネルに切り替えます。 - カメラが画像を連続的にキャプチャしている場合、オートファンクションは短い遅延を伴って有効になります。最初の何枚かの画像は、オートファンクションの影響を受けない場合があります。
サンプルコード#
/* Macro to check for errors */
#define CHECK(errc) if (GENAPI_E_OK != errc) printErrorAndExit(errc)
GENAPIC_RESULT errRes = GENAPI_E_OK; /* Return value of pylon methods */
/* Enable Balance White Auto by setting the operating mode to Continuous */
errRes = PylonDeviceFeatureFromString(hdev, "BalanceWhiteAuto", "Continuous");
CHECK(errRes);
You can also use the pylon Viewer to easily set the parameters.