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Fast Mode#

blazeカメラで利用可能なFast Mode機能を使用すると、最大フレームレート30fpsを実現できます。ただし、これを有効にすると、測定の正確さも低下します。

仕組み#

通常の動作モードで、blazeカメラは、異なる周波数で1フレーム(画像)につき8つのサブフレームを取得します。FastModeパラメーターが有効の場合、4つのサブフレームのみが取得されます。OperatingModeパラメーターがShortRangeに設定されている場合、サブフレームは高周波数(100MHz)で取得されます。OperatingModeパラメーターがLongRangeに設定されている場合、サブフレームは低周波数(15MHz)で取得されます。

これにより、フレームレートを上げることができます。また、通常の動作モードで使用される8回の露光によって発生するモーションアーティファクトも低減します。デメリットは、生成された深度データの正確さが低下することです。これは、Long Rangeモードで作業する場合に最も顕著です。

デフォルトでは、FastModeパラメーターは無効です。一般的には、高いフレームレートが必要な場合、またはモーションアーティファクトを低減する場合にのみ有効にすることをおすすめします。

Fast Mode有効化の影響#

範囲 正確さ 時間ノイズ
近距離 0.3~1.5m(30m、あいまいさがない) ±5mm(0.5~1.5m) <0.3 mm (up to 1.5 m)
Fast Modeイネーブルになっている近距離
0.3~1.5m ±5mm(0.5~1.5m) <0.3 mm (up to 1.5 m)
Long Range 0.3~10m(30m、あいまいさがない) ±5mm(0.5~5.5m) <1 mm (up to 5.5 m)
Long Range
(Fast Mode有効)
0.3~10m ±5mm(最大5.5m) <6 mm (up to 5.5 m)