Processed Raw Enable#
機能を使用する#
Processed Raw Enableの有効化#
次の条件の両方が満たされている場合にのみ、Processed Raw Enable機能を有効にしてください。
- ベイヤーのピクセルフォーマットが設定されている。
- Color Transformation機能、Color Adjustment機能、またはその両方を使用したい。
それ以外の場合は、この機能を有効にしないでください。有効にすると、画質が低下する可能性があります。
Processed Raw Enable機能を有効にするには、次の手順に従います。
- ピクセルフォーマットをベイヤーのピクセルフォーマット(Bayer 12など)に設定します。
- パラメーターを
ProcessedRawEnable
parameter totrue
.
仕組み#
Color TransformationおよびColor Adjustment機能を使用するには、RGBトリプレットで画像データを保存する必要があります。「raw」ベイヤーピクセルフォーマットを使用する場合、通常、RGBトリプレットは提供されません。代わりに、各画素は赤、緑、青のいずれかのデータのみを提供します。RGBトリプレットを計算するには、raw画像データに対してデモザイクアルゴリズムを実行する必要があります。つまり、raw画像データを処理する必要があります。
Processed Raw Enableを有効にすると、raw Bayer画素データがデモザイクされ、RGBデータに変換されて、Color TransformationおよびColor Adjustmentの機能が動作できるようになります。その後、変更された画素データはBayer画素データに再変換されます。最終Bayerデータ出力は「raw」出力ではなく、「加工されたraw」出力です。
Processed Raw Enableが無効になっていて、ベイヤーのピクセルフォーマットが使用されている場合、Color TransformationおよびColor Adjustmentの機能は使用できますが、何の効果もありません。
サンプルコード#
/* Macro to check for errors */
#define CHECK(errc) if (GENAPI_E_OK != errc) printErrorAndExit(errc)
GENAPIC_RESULT errRes = GENAPI_E_OK; /* Return value of pylon methods */
/* Set the pixel format to Bayer BG8 */
errRes = PylonDeviceFeatureFromString(hdev, "PixelFormat", "BayerBG8");
CHECK(errRes);
/* Enable Processed Raw Enable */
errRes = PylonDeviceSetBooleanFeature(hdev, "ProcessedRawEnable", 1);
CHECK(errRes);
pylon Viewerを使用して、パラメーターを簡単に設定することもできます。