コンテンツにスキップ

vTools#

vToolsは、Workbenchを使用して画像処理デザインを作成するためのビルディングブロックです。

それぞれのvToolは、特定のタスク(数例を挙げるとすれば、カメラのキャリブレーション、画像形式の変換、バーコードの読み取りなど)を実行できます。Workbenchに、必要なvToolsを追加し、必要な順序でそれらを接続してから、そのデザインをレシピファイル(.precipe)として保存します。最後に、レシピをアプリケーションに追加できます。

vToolsを構成するとき、画像をローディングしてレシピを実行することで、行った変更をすばやくテストできます。[pin data view]と呼ばれるWorkbenchのセクションで、実行時に結果を確認できます。設定を調整し、満足できるまでこのプロセスを繰り返します。

画像処理デザインを独自のアプリケーションに統合するには、pylon C ++データ処理APIを使用します。これにより、レシピをローディングして実行したり、プログラムコードの結果を評価するための各種のシンプルな関数が提供されます。pylon Viewerのレシピ設定に加えられた変更は、レシピをアプリケーションに再度ローディングするだけで有効になります。アプリケーションコードを変更または再コンパイルする必要はありません。

使用可能なvTools#

一部のvToolsは無料で、pylon Viewerのセットアップに含まれています。その他については、ライセンスが必要です。詳細については 「vToolライセンス供与」を参照してください。

無料のvTools#

ライセンス可能なvTools#

入力ピンと出力ピン#

それぞれのvToolには、vToolsにデータを供給し、デザインの次の手順にデータを渡すための入力ピンと出力ピンがあります。vToolsを接続するには、出力ピンをクリックし、同じタイプの別のvToolの入力ピンに接続をドラッグします。すなわち、Camera vToolのImage出力ピンをBarcode Reader vToolのImage入力ピンにドラッグします。

入力端子と出力端子は、レシピの入力/出力ピンと見なすことができます。入力端子を使用して、データをvToolの入力ピンにプッシュし、出力端子を使用して、データをvToolの出力ピンから受信できます。

次のスクリーンショットは、vToolsと端末の接続方法を示しています。

vToolsの接続

ミニマップ#

レシピに多数のvToolsが含まれている場合、[Workbench]ペインのサイズによっては、すべてが表示されないことがあります。そのような状況では、可視エリアの外側でvToolsを表示するミニマップを確認できます。

vToolsの設定#

vToolに応じて、設定ダイアログまたは[Features - All]ペインのvToolパラメーターを介して、あるいはその両方を組み合わせて、設定することができます。詳細については、設定するvToolのトピックを参照してください。